2011年2月 7日 (月)

辰吉丈一郎・浪速のジョーと呼ばれた男

「勝っても負けても彼ほど人を感動させるボクサーはいない」と評されていた辰吉丈一郎の貴重な動画を見つけました。1997年11月22日のWBC世界バンタム級タイトルマッチです。1発のパンチが勝敗を決めてしまうのが、ボクシングの醍醐味と恐ろしさです。どういう結末になるのか……知らないで観戦した方が楽しめます。

辰吉丈一郎 vs シリモンコン 1R~2R

辰吉丈一郎 vs シリモンコン 3R~4R

辰吉丈一郎 vs シリモンコン 5R~6R  ←7Rはここからどうぞ。 

辰吉丈一郎 vs シリモンコン 7R  ←なぜか映りません。

ボクシングファンにとってこの試合は涙なしには観られなかったそうです。この試合の感動的な観戦記もあります。

辰吉丈一郎

あっけなく引退するボクサーが多い国、日本。

経済的理由、周囲の引退の勧め、家族、ファン、そして自分自身の体…

危険なスポーツなだけにそれも仕方ないと思う。

が、辰吉は負けても負けても引退しなかった。

「辰吉は口だけ」「辞めるって言ったのに」

筆者の周囲でも評判は落ちる一方だった。

…あの夜までは…!

詳しくは → http://www7a.biglobe.ne.jp/~BOXCITY/tatu.htm

この観戦記を読んでからもう一度試合を観戦すると感動が倍増すると思います。

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2006年8月21日 (月)

勝敗を超越した試合

きのうの決勝戦は球史に残る素晴らしい試合でしたね。感動のあまり涙がとまらなかった人もいたのではないでしょうか(いないか)。勝って泣くのでも負けて泣くのでもなくて、試合そのものに感動して泣けてくるという、それぐらいすごい試合でした。

わたしは観戦しているだけで両チームの気迫と執念に圧倒されて疲れてしまいました。試合終了後、深い眠りに落ちて目が醒めたら夜の10時を過ぎていました。

選手たちもさぞ疲れているだろうと思いましたが、彼らにとっては疲れよりも甲子園のひのき舞台でもう一試合余計にプレイできることのほうか嬉しかったようです。高校球児にとっての「甲子園」というのは、一日でも長くいたい、一試合でも多く試合がしたいと思ってしまう特別な場所(聖地)なのかもしれません。

きのうの決勝戦を観戦していたらふとこんな詩を思い出していました。うろ覚えだし、翻訳詩のような気もします。記憶の底から浮かび上がってきた詩です。

 青春の日 いつの日か帰り来たらん 否 帰らず 未来永劫帰ることなし

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2006年8月20日 (日)

甲子園最終決戦

ベスト4が決まったとき、何とか鹿児島工に優勝して欲しいと思っていました。鹿児島工が一番高校生らしくて爽やかなチームだったと思います。でも、やっぱりちょっと無理でしたね。負けても笑顔の選手がいましたが、強豪チームを相手に力の限り戦った大満足のベスト4だったと思います。

今大会を振り返ってみると、最初から決勝戦は駒大苫小牧と早実で戦うことがあらかじめ決まっていたような、何か運命的なものを感じます。「偶然が積み重なるとやがて必然に転化する」と、昔の人が言ったかどうかは知りませんが、なにはともあれ、絵に描いたような強豪同士の激突だと思います。

駒大苫小牧の田中君はその日によって好不調の波が激しいような気がします。でも、多少調子が悪くてもあの決め球のスライダーはそう簡単には打てないと思います。準決勝のロングリリーフは予定外だったかもしれませんが、ここは気迫で頑張ってもらいたいです。

早実の斎藤君は最初からストレートで勝負すると後半捕まる恐れがあります。前半はスライダーでかわして、後半ストレートでぐいぐい押していくようなピッチングをして欲しいです。斎藤君は連投の疲れが心配ですが、まだ本気は出してないような気がします。150キロ級の速球をビュンビュン投げて、「本気をだしたらこうだ」というようなピッチングをしてほしいです。

打撃戦になれば駒大苫小牧が有利、投手戦になれば互角と見ていますが、コントロールがよくて追い込んでから決め球のスライダーで三振がとれるという点で、両校のエースはどうも似たようなタイプのピッチャーのように感じます。大味な打撃戦よりも、ここは最終決戦に相応しい息詰まる投手戦を期待したいです。

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2006年8月19日 (土)

漁夫の利

甲子園大会もいよいよ今日は準決勝です。気の早い人の中には、第1試合目が事実上の優勝決定戦で、第2試合目は準優勝決定戦だと考えている人もいるようです。

でも、智弁和歌山と駒大苫小牧の試合がワンサイドゲームにならずに両校死力を尽くした総力戦になったりすると、勝っても負けても両チームともボロボロになってしまうかもしれません。そうなると鹿児島工と早実のうち今日勝ったほうがその勢いで決勝戦も勝ってしまうというシナリオだってありえなくはないです。

何が起こるのか分からないのが甲子園大会です。ひょっとしたらとんでもないことが起こるかもしれません。決勝戦のカギを握る今日の2試合をじっくり観戦したいと思います。勝利の女神は気まぐれだぞ。

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2006年8月18日 (金)

駒大苫小牧の攻略法

あの強力打線は、打席3順目あたりからどんなピッチャーでも攻略してくるような気がします。最初は手こずっていても段々ピントが合ってきます・・・こわいよ~。結果論的には、東洋大姫路は先発ピッチャーが好投していても打席が3順目をむかえる前に思い切って交代したほうがよかったですね。駒大苫小牧の強力打線をかわすには、

   ピッチャーは打たれる前に代えるべし

です。もっとも、最初から打たれてしまうようだとこれはもう勝ち目がありません。

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2006年8月17日 (木)

優勝はどこだ?

甲子園大会もベスト8が決まりました。今日からいよいよ準々決勝です。

見所としては、

 1 駒大苫小牧の3連覇はなるか。

 2 どこが駒大苫小牧を倒すか。

 3 鹿児島工の初出場初優勝はなるか。

 4 世紀の首都決戦は実現するか。

確率的に一番難しいのは早実と帝京の首都決戦ですが、個人的な希望としては、これが一番見てみたいです。

一応準々決勝の勝敗を予想をしてみました。

 東洋大姫路 ー 駒大苫小牧
 
智弁和歌山 ー 帝  京
 
早     実 ー 日大山形
 
福知山成美 ー 鹿児島工

ここまできたらどのチームが優勝してもおかしくないですが、時の勢いと運を重視しました。甲子園大会はどんな強豪チームでも、「一度負けると明日はない」というのがドラマチックです。

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